07 November, 2017

フルタイムMBA出願プロセス(2017年版)

はじめまして。18JのSaunaがシンガポールよりお届けします。サウナが趣味なのですが、シンガポールは気候が温暖な事もあって、サウナ環境が充実しておりません。P3をアブダビ、P4をフォンテーヌブローで過ごすことになっているので、その時までサウナはお預けしようと思います。
そんなことはさておき(?)、本稿では多くのアプリカントの方にとって気になるであろう、出願プロセスの全体像やアドバイスをお伝えできればと思います。



① オンライン・アプリケーション (Online Application)
以下の出願書類等の最新の情報については、INSEAD公式ホームページにてご自身にてご確認ください。 

  • TOEFL 105点もしくはIELTS 7.5(必須)
  • GMATもしくはGRE(Math/Verbalの両セクションともPercentile 70-75%を取得することが推奨)
  • 学位取得証明書・成績表
  • 推薦状 (2通)
  • エッセイ(JOB DESCRIPTION QUESTIONS, MOTIVATION ESSAY)
  • アプリケーションフォーム

 各Intake向けに4つのラウンドが設けられており、個々人の都合に合わせて受験することができます。

② ビデオ面接(Video Interview)
エッセイを含めた出願書類一覧を提出すると、ビデオ面接を受けるように指示されます。アプリカント個々人のPCを使って、決められた一定期限内に受験します。
ビデオ面接と言っても、生身の面接官と面接をするのではなく、ビデオで流れた質問に対し、アプリカントの回答が録画される形式です。
「なぜINSEADを志望するのですか?」「グループワークでチームメイトと衝突が起きたとき、あなたならどの様に対処しますか?」といった質問がビデオで流れます。質問は全部で4問あり、各質問に対し45秒考える時間が与えられ、その後90秒回答する、といった形式です。TOEFLのスピーキングの様な形式と思っていただくと分かりやすいかと思います。
Saunaの場合は、受験時に想定問答集を作成して暗記、更にはPCの周りに想定問答集を準備して実際のビデオ面接を受けました。

③ 卒業生面接 (Interview with Alumni)
書類およびビデオ面接の結果を総合した審査を通過すると、インタビュー・プロセスへ進みます。インタビュー・プロセスに進むと、INSEADより面接官の連絡先が届くので、面接官と連絡を取り合って面接の日時・場所を調整します。日本で受験する場合、日本にいるINSEAD卒業生2人と面接をします。面接官は日本人のこともあれば、非日本人のこともあります。
Saunaの場合は、ベルギー人の製薬業界の方と、日本人のプライベート・エクイティ業界の方に面接していただきました。
INSEADの面接は「Good copとBad cop 1人ずつと面接」「アプリカントと同じ業界、および別業界1人ずつと面接」と言われておりますが、これに当てはまらないアプリカントもおりますので、本当のところは分かりません。
面接はそれぞれ1-2時間程度で、基本的にはINSEADとのFitを見ているようです。Saunaの場合は「なぜ他の学校ではなくINSEAD?」「卒業後はどうするつもりか」「入学したらどんな風に学校やクラスに貢献できるのか」と言ったオーソドックスな質問が多かったように思います。Saunaの場合は、面接の際に自分を売り込む簡単なパワーポイントスライド(Who am I, Why MBA, Why INSEAD, What I can contribute)を準備して、面接後に面接官にお渡しました。(効果があったかどうかは定かではありませんが、印象に残してもらうために役立っていたと思うようにしています。笑)

④ 合格通知 (Decision Notification)
①-③の骨の折れるプロセスを終えた後は、結果を待つのみです。Saunaの場合は、フランスの国際番号から電話が掛かって来て、合格の知らせを受け取りました。謎の国際番号から掛かってきた電話に慌てて出て、あたふたしながら英語を何とか聞き取った覚えがあります。笑
その後メールにて合格通知の文面を受領し、後日郵便で書面が届きます。

以上が、アプリケーション・プロセスの全体像になります。TOEFL/IELTSに始まり、GMAT、エッセイ、推薦状、面接と次々に難題が降りかかってきますが、受験生の皆様も諦めずに頑張ってください!INSEADコミュニティでお待ちしておりますJ