28 March, 2015

INSEADの特徴 (4ヵ月目)

15DのCZです。

入学してあっという間に約4ヶ月が経ちました。自分自身を見ても、周りの学生達を見ても、良い意味で肩の力が抜けてきたと思います。

今日は、他のブログや記事などで書かれていることと重なることが多いかもしれませんが、CZの個人的感想として、これまでの4か月間で特に印象に残ったことを記したいと思います。



1. 二つの多様性
INSEADの代名詞ともなっている多様性ですが、INSEADには①多様な国籍や職業の異なる人が集まっている、というだけでなく、②学生自身に多文化経験がある、という二つの意味での多様性が存在しています。②について詳述すると、二重三重国籍は当たり前、全学生が複数の言語を話せる他、数か国での生活経験がある人が圧倒的Majorityであり、そのため、コスモポリタン的な独特の文化が出来ているように思います。

2. ドライブ
これはどのビジネススクールにも共通することかもしれませんが、向上心のある学生が非常に多いです。私のグループメイトだけ見ても、高校を中退後猛勉強してオックスフォード大学に入学したトルコ人とか、親の反対を押し切ってシンガポールの企業に就職した中国人とか、自分自身で道を拓く気概のある人が揃っています。

3. フレンドリーさ
多様性だらけのINSEADにおいてある意味多様性が無いと感じるのが、学生の社交性です。兎に角皆フレンドリーです。やり過ぎじゃないかと思うくらいフレンドリーです。ちなみに、好奇心旺盛、旅行好きといった気質も、学生に共通しているかもしれません。

4. Political correctness
先日クラスメート6人と食事していて盛り上がった話なのですが、INSEADには所謂政治的配慮というものが殆どありません。特定の民族・国籍・宗教・性別をネタにしたジョークや発言がクラス内外問わず飛び交います。この点、Political correctnessに厳しい米国で育った人は時々ヒヤヒヤするみたいです。とはいえ、INSEADのような環境でそういったことを気にしていたら誰も何も言えなくなってしまうので、あるべくしてある文化なのだと思います(笑)。

5. 学生と教授の関係
INSEADでは学生と教授が良くも悪くも対等に近い関係にあり、日本とチェコでしか教育を受けたことのない私にとってはとても新鮮です。学生たちは教授をファーストネームで呼び、割と気軽に話かけますし、教授側もそういう風土を楽しんでいるように見えます。一方、ある米国からきた教授が、INSEAD着任当初、無言で授業を途中退席しようとした学生に「失礼だ」と伝えたところ、「自分の授業はつまらないかもしれない、と考えたことはありますか」と言われて衝撃を受けた、というエピソードがあるなど、厳しい一面もあるようです。

総じて、良い意味で他校(特に米国校)との差別化ができている、独自の魅力を持つビジネススクールだと感じています。ご興味のある方は、是非キャンパスビジットにいらしてみて下さい。

また、最後にですが、受験生の方向けにCZの受験記のリンクを貼らせて頂きます。参考にして頂けましたら幸いです。
http://kousureba2014.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/cz%20-insead-