25 November, 2014

Social ImpactとINSEAD

15JのWOです。

キャンパスビジットにいらっしゃる皆さんとの会話を通じて、Social Impactに関心を持たれている方が多いことに気がついたので、今回はこのテーマについて書いてみたいと思います。



「ソーシャルビジネスを本業にする」ためにMBAを目指した私にとって、ビジネススクールを選ぶ基準は以下の3つでした。

1)ソーシャルビジネスに関するプログラムがある 
2)1年制である
3)途上国や非営利からの学生を含むクラス構成になっている

この条件で2013年5月に調べたところ、該当したのはOxford SaidとINSEADの2校のみでした。

学校ランキングに逆らい、Social Impactへの取り組みに歴史がありコースも豊富にあるSaidを当初の第一志望にしていましたが、卒業生や学校との交流を通じてINSEADへより魅力とフィットを感じ、受験の最終フェーズではINSEADに行きたい!と強く思うようになりました。

5学期制の内、Social Impactに関する講義は選択科目が始まる3学期からしかないためまだ受講した感想は述べられませんが、「Social Entrepreneurship」や「Business Sustainability Thinking」などが予定されています。その他、コア科目のケーススタディでもSocial enterpriseが題材に扱われたり、Social Impactを様々な形で目指す学生のクラブ INDEVORがキャンパスで最も活発なクラブの一つであったり、Social Impact 系の仕事を考える学生への就職支援が行われたりしています。つい先週はINDEVORが中心に推進したSocial Impact Weekがあり、映画上映、パネルディスカッション、ソーシャルエンタープライズからのゲストとの交流会、就職活動ワークショップなどが催されました。

また、これらの用意された講義やイベントだけでなく、手法やインパクトの方向性に違いはあれどビジネスを通じて社会へ貢献したいと考えているクラスメイトが多く、クラスメイトの発言やグループワークから学ぶことが多いMBAにおいて、このような環境は貴重であると感じています。そして、Socialであってもビジネスを応用する以上、通常のビジネスに必要なことはどれも欠かせません。特に大切だと思われるストラテジーやジェネラルマネジメントを、世界トップレベルといわれる学校で学べることもやはりINSEADの魅力です。

合格者、講義内容、就職支援などから見て、この方面で卒業生を輩出したいという学校の意志も感じられるため、Social Impactに関するバックグラウンドや将来の可能性がある場合は受験の際に積極的にアピールされるとよいと思います。

今後もブログを見てくださっている皆様のご関心に合わせた内容をアップしていきたいと思いますので、ご感想やご要望を右のアドレスまで是非お寄せください。(insideinsead.jp@gmail.com)