03 November, 2014

INSEADの起業風景

15J、シンガポールキャンパスのUSです。

なにやら遊びの話が続いているので、そろそろ真面目な話もということで、
少し前の話になりますが、P1の最後の方で参加したEntrepreneurship BootcampというINSEADの起業プログラムについて書きたいと思います。




なお、INSEADでは、Entrepreneurshipもかなりの注力分野。

このBootcampは、起業に少しでも興味ある生徒なら誰でも歓迎という、土日をフルに使った短期集中型のプログラムで、
金曜夜に、漠然とアイディアについて語りながら、チーム編成をするところから始まり、
土日は、レクチャー×グループワークの100本ノックの中で、ビジネスプランを練り、
日曜夕方には気づけば、本物の投資家に対してプレゼンをしている、というもの。

教授のPaul(※Fontyでは別の教授です)と助手のAshが取り仕切るレクチャーは、極めて実践的で示唆に富み、
それを受けての、チームメイトとのグループワークは非常にExcitingで、
ついでに、本番前にPaulとAshに絞られるプレゼン演習もとてもためになり、
たった2日間という短いプログラムですが、このためだけでもINSEADに来たかいがあった(!)
というくらい良い(と個人的には感じた)プログラムでした。

ちなみに、僕はフランス人のコンサルタントと組んで、日本の高齢者層をターゲットとしたアイディアでやり、
結果は・・・残念ながら優勝とまではいきませんでしたが、市場の捉え方は良かったからもっとニーズを深堀りすればいろいろと可能性があるよ、
と前向きなフィードバックをもらえ、それも勉強になりました。


そして、ウソみたいな話ですが、
このたった2日間のBootcampをきっかけとして起業する人もそれなりにいるようです。

僕の場合も、一緒にやったチームメイトと、ここで終わらせずに続きをやろうぜと議論していたり、
翌日、たまたま会った教授のPaulが、
卒業後はどうするんだ、日本でやるなら知り合いに紹介するぞ、みたいなことを言ってくれたりで、
(Paulは日本に住んでいたことがあり、日本についても詳しいです)
個人的にはまだ卒業直後に起業とまでは考えてないものの、
自分の意志次第で、こういうところからどんどん広がっていけるんだな、ということを感じています。


また、別の話ですが、INSEADは授業のElectivesにおけるEntreも実践的なものが多いようで、
授業を通じて少しずつ自分のアイディアを練りながら、卒業の時にはちょうど起業している、みたいなパターンもあるのではないかと。

というわけで、なんとなくでも起業に興味あって、それをMBAに求めている人には
INSEADは、それをRealに変えることができる環境があるということで、オススメ!という話でした。


それと、最初から本気で起業に取り組みたい人向けにも、INSEADにはそれ相応のプログラム・環境があり、
そちらは同期のHHが毎日忙しそうに何やらやっているので、もしかしたら彼がそのうち書いてくれるかもしれません。

それでは、また。