28 November, 2011

One-year programme

こんにちは、11DのAsimです。

Applicantや他のSchoolの方からよく受ける質問に、INSEADの1年制のプログラムに関するものが多くあります。特にApplicantの方々は勉強する範囲・量やスピードについて心配されるケースが多いようです。



まずは範囲についてですが、他の学校の方々と話した感じだとあまり変わらない印象があります。また授業の量(=時間)については、MBAのDean曰く、2年制プログラムのおおよそ80%程度だそうです。2年制のビジネススクールにも色々あるので一括りにして議論するのは難しいとは思いますが、少なくともINSEADの1年制プログラムでは2年制の半分程度しか勉強しないというのは間違いと言えます。実際にはほぼ変わらない範囲と量の勉強をこなすことが求められるのではないでしょうか。

次に授業のスピードについて、他の学校が2年間かけてやることを1年でやるとなるとこのスピードについていけるかが気になるかと思います。授業は基本的にその分野のバックグラウンドがない人にも分かるように準備されていますし、補講(Tutorial)や生徒同士の助け合いなどでみんな乗り超えていっています。また学生はそれぞれのバックグラウンドによって何かの得意科目がある場合が多く、その科目ではあまり勉強しなくてもよい分、苦手科目では多めに時間を使うなどしているようです。
 
ただやはり期間が短いのには以下のようなデメリットもあると思います。
 
・授業の進むスピードは速いので、特にビジネスのバックグラウンドがない人にとってはついていくのに精一杯かもしれません。また、一度分からなくなるとそれを取り戻すための時間もあまりないのが現実です。自分自身、コアの期間では一部科目で多少消化不良になっている感がありました。
 
・大きなキャリアチェンジをしたい人はそのための準備期間は少なくなります。インターンを例にとっても、USの2年制の学校では約3ヶ月の休みの間にコンサルと投資銀行等、2か所でインターンしている人もいますが、INSEADでは7月入学ではインターンなし、1月入学でも夏休みは2ヶ月(=8週間)なので1か所でしかインターンが出来ない場合が多いです。

・(特にコアの期間は)勉強が忙しいのでのんびりと過ごせる時間も比較的少なくなります。同級生もヨーロッパやアジアのいろいろな国に旅行したりしていますが、のんびり自分の人生を見つめ直したり人生の幅を広げたいという人には少し短いと感じるかもしれません
 
とまあ、ちょっとネガティブな感じになってしまいましたが、個人的にはINSEADの1年制プログラムはかなりフィットしていると感じています。(もしこれが2年制で、もう1年やれといっても自分にとっては長すぎて無理かもしれません。。。) いくら忙しいといっても、仕事をしていた時に比べれば、自分でコントロールできる時間は格段にありますし、所詮は学校の授業ですので仕事で感じるようなプレッシャーもありません。1年はたしかにあっという間ですが、逆に1年しかないからこそ、勉強も遊びも最大限楽しもう(work hard, play hard)というCultureが根付いているのではないでしょうか。