22 October, 2011

China Strategy

こんにちは、11DのAsimです。

今日はChina StrategyというElectiveの授業について書こうと思います。この授業は、週末3日間をフルに使って授業を行うという、Intensiveですがそれで1単位とれるというある意味ではおトクなコースで、内容も多岐にわたり、CaseもあればGuest Speaker Sessionもあり、さらには2日目の晩にはChina Clubという会員制(?)の高級レストランでのディナーもついてくるという、個人的には非常に満足度の高い授業でした。



コースを通した主なTakeawayとしては、何と言ってもLocalizationの重要性です。面白かったのは、Caseで取り扱った、McDonaldsとKFCの中国戦略の違いで、McDonaldが当初グローバルで同一・均質の商品を提供しようとしたのに対し、KFCは徹底的にLocalizeを図り、中国人の嗜好に沿った味付け・メニューを開発したことで、KFCがMcDonaldsを遥かに凌駕する成長・拡大を遂げているというものです。その他にも、BestBuyやeBay等、本国のビジネスモデルを中国で展開しようとして失敗した事例を取り扱っており、中国というマーケットの特殊性を改めて考えるのにはいい機会でした。

また秀逸だったのはProfessorの最後のコメントで、「では、INSEADのChina Strategyは?」というもの。曰く、HBSがResearch Centerを上海につくったのをはじめ、ExchangeやJoint Program等、最近欧米のTop Business Schoolは積極的に中国関連のプログラムを提供するようになってきている一方で、INSEADはまだ中国に拠点はなく、彼が個人的に中国にベースをおいて活動することでネットワークづくりも行っているそうです。そんな現状をたいへん憂いている、としながらも、「心配は無用。INSEADには自分がいるから大丈夫だ!」とも強く言い放っていました。ただし、HBS等からtender offerを貰ったらどうするかは分からないけどね、とも言ってましたが。。。そして最後には、ひとりひとりにディナーでの集合写真を渡し握手をするという、なかなか他にはない、PassionateなProfessorでした。
 
INSEADには他にも中国関連のコースとして、Business in Chinaという、中国への1週間の短期滞在型のコースがありますし、また中国以外にも、インド・イスラエルやアメリカ(NY、Silicon Valley)といった特定の国やエリアへのTrip型授業もあります。こういったバラエティに富んだ授業もINSEADの特色の1つではないかと思います。