07 June, 2011

Advertising & Social Media Strategy

こんにちは、11DのAsimです。

今日はElectiveのひとつである「Advertising & Social Media Strategy (ASMS)」について書こうと思います。

私自身、INSEADに来る前に偶然Businessweekの記事を読んで面白そうだなと思い、とりたかった科目のひとつでした。 コースは基本的に「Lecture/Case Disucussion」「Guest Speaker」「Group Project」の3本立てですが、まだこの分野自体が発展途上ということもあってか、理論やフレームワークというよりも、失敗・成功したケースや各企業の取組内容からインサイトを拾っていくという、かなりプラクティカルな内容だったと思います。特にGuest Speakerのセッションでは、GoogleやCNN等のマーケティング責任者から、実際のビジネスにおけるSocial Mediaの可能性や影響・課題、今後の展望等を聴けたのは非常に有用でした。コースを通じての個人的なTake Awayは以下の3つです。
  1. Social Mediaはあくまでマーケティングプラン全体の一部である
    よって明確な目的を持って活用すること、商品やプラン全体のコンセプトに沿ったものであることが必要
    (ページビューを増やそうとして企業イメージや商品コンセプトにそぐわないものは逆効果になる)

  2. On-lineでのCommunicationは全体の20%で、残りの80%はOff-lineで行われている
    よって、いかにOff-lineで増幅的(マルチプル)に効果をあげられるがが大切

  3. Social Mediaによって一時的に効果をあげる(ページビューを増やす)ことは比較的可能だが、それを持続させることが難しい
    (多くのSocial Media Campaignで課題となりうる)

Group Projectでは、Video ExerciseとSocial Media Projectの2つのアサインメントがありました。Video Exerciseはその名の通り、INSEADのAdvertising Videoをつくるというもので、僕らのグループでは、Renovaという会社のカラフルなトイレットペーパーを引き合いに出し、INSEADならではのDiversityとEntrepreneurshipをアピールするビデオを作製しました(YouTubeにUPしてます)。他のグループもかなりユーモアなものを作ったりしていて、先週から今週にかけてはメールでYouTubeのLinkが頻繁に飛び交ってました。

Social Media Projectは、実際のクライアント企業に対して、Social Mediaのマーケティングプランを提案するというものです。クライアントは、教授が用意したリストの中から選んでも、自分たちで見つけてきてもOKで、僕らのグループではINSEADの同期が立ち上げたベンチャー企業をクライアントとして、全体のマーケティングプラン作成から、Social Mediaのキャンペーンのつくりこみまでを行っています(現在進行中)。個人的には、Social Mediaだけではなく全体的なマーケティング新規事業開発まで踏み込んだ体験ができているので、大変有意義なものになっていると思います。

それなりのワークロードは必要になりますが、(おそらく)それなりに楽しみながら学べるコースだと思いますので、個人的におすすめします。